主婦は暇か忙しいか。一昔前にくたばれ専業主婦~なんて本が売れて、作者vs専業主婦で激論するテレビ番組がありました。学生だったのに妙に熱心に激論に耳を傾けていた私。どちらの言い分も説得されるものがあったなぁ。

いまとなっては結論なんてどうでもいい。大事なのは、自分にできることと自分がどうしたいかだって思います。

「私は忙しいと思う」から始まる時間の節約

用事に追われたような気持ちになる時、疲れて現実逃避したいとき、本当に自分は忙しいのかな?と自分に質問します。で、たいていの答えが「自分って暇なんちゃうん?」。

正社員でなく、フルタイムでなく、ママでない自分。忙しいって言いにくかったです。

だけど私は「私だって忙しい!」と思いたかったです。そして本当にやりたいことをやるためには、自分の気持ちを楽にする理由を見つけなければと思いました。そこで、一般に言われる拘束時間だけではなく、忙しいと感じる時間についても考えました。

他人に拘束される時間から考える

私は昼1時から夜6時半-7時まで働いています(2008年2月現在)。往復の移動時間も入れると、毎日6時間半から7時間が仕事に拘束されています。フルタイムで働く人はこれが9時間とか10時間になって、専業主婦は0時間。

専業主婦って暇やん。。。私もフルタイムの人に比べると暇やん。。。と考えますね。実はこれが落とし穴。

だってスッキリしないんですもん。数字は確かにそうなんやけど~~、と納得がいかない気持ちが残ります。で、不満がたまって時間の節約どころじゃなくなってしまいます。そこで次に「気持ちと家事のこと」を考えました。

気持ちが家事に拘束される状況から考えた

パートに出てる時間がうっとうしくてこの時間さえなければと思ってました。拘束時間にばかり目が行ってたときです。それがある時「仕事してるときって、家事やサイト運営から解放されてすごく楽。」と思うようになりました。

会社に着けば、いつもの仕事・前日の残りの仕事・トラブルの処理・スケジューリングなどなど、アタマの中が仕事モードになります。で、家事・家族・サイトのことなんかがアタマのすみに追いやられています。これが意外に心地良くてすごく貴重な時間だと気づきました。そして「ずっと家にいる専業主婦は大変や~」と思いました。

「あれやらなきゃ」「これもあった」「えー、なにこれ?」「誰か、代わってほしい。。。」と思っても妻でありママである主婦に代わりはいません。仕事で抱えているプレッシャーと同じです。それにくわえて、勤務時間がすごーーーーーーーーーく不規則な家事。24時間営業で年中無休。コンビニの一人運営者です。職場なら許される雑談が、井戸端会議してる暇があるんやなと否定材料になる環境でもある。どつぼにはまると、気持ちがすごく拘束されるのが実は主婦の立場なんですよね。

結論は私が決める

私は「主婦は忙しい」と思ってます。実際は、テレビを見ていたりボーっとしてる時間があります。でも、そういった時間は自分に必要な時間。車のアクセルのアソビのようなもの。で、「忙しい自分」を前提にして遊びに出るにはどうしたらいいか。サイトに没頭するにはどうしたらいいかを考えます。

本当は主婦が暇かどうか、個人差・環境差が大きいので結論を一つする必要はありません。考える必要だってないのかもしれません。でも「主婦の自分は暇なはずなのに、なんで?」とか「お前は家にいて暇だろう」などと辛らつな言葉に苦しんでる時には、「気持ちと家事」のことを大切にして考えることが役に立つと思います。そして、自分は、、、と結論を出すのがいいと思います。

くわえて、他人に説明したりしないことが大切。とにかく自分で自分を「忙しいんだ」とだけ説得すればいいと思います。主婦が抱えるストレスには楽だろうって思われてる状況もありますから、周りの意見をコントロールしようとするとダメ。周りの目ばかり気になってがんじがらめになり、ますます気持ちが拘束されて忙しさが増すから。自分で自分の環境を評価することが大切です。

理屈や論理で主婦が忙しいかを説明する必要はないと思います。自分が忙しいと感じているなら忙しい。そう思うことが大切だと思います。そしたら不思議と暇だと感じる余裕がうまれます。